ウェブ制作・マーケティング

Googleの最新画像生成AI「ImageFX」についてわかりやすく解説

※2025/12/26更新

2024年8月、Googleは最新の画像生成AI技術「Imagen 3」を活用したサービス『ImageFX』を公開しました。このサービスは、テキストを入力するだけでリアルで美しい画像を生成できる画期的なものです。本記事では、ImageFXの概要から使い方、料金プラン、他の画像生成AIとの違いまでを詳しく解説します。

ImageFXとは?

ImageFXは、Googleが開発した画像生成サービスで、Google DeepMindのAIモデル「Imagen 3」を搭載しています。ユーザーが入力したテキスト説明に基づいて高品質な画像を生成することが特徴です。

ImageFXの主な特徴

高い画像品質
実際の写真と見間違うほどリアルな描写が可能です。従来の画像生成AIで見られた、指が6本になったり顔のバランスが崩れたりといった不自然な表現が大幅に改善されています。

多様なスタイル
フォトリアリスティックな画像からアーティスティックな作品まで、幅広いスタイルの画像を生成できます。「cinematic」「35mm film」「painted」といったスタイルを選択することで、目的に応じた雰囲気の画像を作成可能です。

直感的な操作
初心者でも使いやすいインターフェースを備えており、プロンプト入力から画像生成、編集、保存までの流れがスムーズです。

例えば、プロンプト「海に飛び込む猫」を入力すると、まるで写真のようなリアルな画像が生成されます。

ImageFXの3つの優れた特徴

1. 高精度な人物画像を生成できる

ImageFXが注目を集める最大の理由は、人物画像のクオリティの高さです。一般的な画像生成AIでは、手の指が6本になったり、顔のバランスが崩れたりといった不自然な表現が起こりがちでした。

しかし、ImageFXはこうしたAI特有の誤作動を抑え、顔や手指など細部まで自然に描写します。肌の質感や光の当たり方まで実写に近いリアルな表現が可能です。

2. 複雑な指示や長文プロンプトにも正確に対応できる

ImageFXは複雑な指示や長文のプロンプトであっても、意図を正確に汲み取って画像に反映できます。入力されたプロンプトから「いつ・どこで・誰が・どうしているか」を読み取り、理解してくれます。

例えば、「夕暮れの浜辺で本を読んでいる女性が振り向いて微笑んでいる」といった情景描写のプロンプトでも、各要素を正確に反映した画像を生成できます。

抽象的な表現や複数の要素が絡む指示にも対応できるため、細部まで要望を伝えやすく、思い描いたイメージに近い画像を生成できるでしょう。

3. 幅広いスタイルや構図に対応できる

ImageFXは、目的やイメージにあわせて、スタイルや構図を柔軟に調整できます。生成前に「cinematic」「35mm film」といったスタイルや縦横比を選べるほか、編集モードを使えば、画像の一部だけの調整も可能です。

プレゼン資料やSNS投稿など、用途に応じて必要な雰囲気の画像を素早く仕上げられるため、伝えたい内容を的確に表現できます。

ImageFXの料金プラン

現在、ImageFXはGoogleアカウントがあれば無料で利用可能です。追加の登録手続きや支払いは不要で、すぐに使い始められます。

ただし、画像の生成枚数には一定の制限があります。Googleの公式情報によると、すべてのユーザーがツールを試せるように、各ユーザーの1日あたりの生成数に上限が設けられています。具体的な数値は公表されていませんが、使いすぎると制限に達する可能性がある点に注意が必要です。

将来的には以下のような有料プランが導入される可能性があります:

  • 個人利用向けプラン:基本機能を利用可能
  • 商用利用向けプラン:高解像度画像や追加機能を提供

無料期間中にぜひ試してみることをおすすめします。

ImageFXは商用利用できる?

ImageFXで生成した画像は、一定の条件を守れば商用利用が可能です。

実際に、Googleの利用規約には「ユーザーのコンテンツはユーザーに帰属します。つまり、コンテンツに含まれるユーザーの知的所有権はすべてユーザーが保持します」と記載されています。

ただし、以下の点に注意が必要です:

  • 他人の著作物や肖像に似せた画像を生成・使用する場合、著作権や肖像権の侵害にあたる可能性がある
  • Googleのコンテンツポリシーに違反する画像は生成できない
  • 暴力的・差別的な表現や過度な性的描写、有名人の顔など権利侵害のおそれがある画像の生成が制限される

ImageFXは今後のアップデートや方針の変更があり得るサービスであるため、商用利用の際は最新の利用規約を確認するようにしてください。

ImageFXの使い方

ここでは以下の4ステップに分けて解説します。

ステップ1:ImageFXにアクセスしてログインする

まずは、ImageFXの公式サイト(https://labs.google/fx/tools/image-fx)にアクセスします。

トップページが表示されたら、画面中央にある「Sign in with Google」を選択してください。お持ちのGoogleアカウントでログインすれば、追加の登録手続きなしにImageFXを利用できます。

ログイン後、利用規約への同意画面が表示されるので内容を確認して進めてください。

ステップ2:プロンプトを入力して画像を生成する

ログイン後は、画像生成のメイン画面が表示されます。画面左側のプロンプト入力欄に生成したい内容を入力します。

設定のカスタマイズ
画面下部にある「設定」から画像のアスペクト比(縦横比)やシードの固定も可能です。シードを固定すると、同じプロンプトであっても毎回ほぼ同じ構図・内容の画像を再現できます。

スタイルの選択
プロンプト入力や設定が完了後、プロンプト直下のキーワードからカメラワークや画像スタイルを選択できます。「painted」「cinematic」「35mm film」などのスタイルを選択すると、画像の雰囲気を変更できます。

スタイルを選択後「作成」を選択して画像を生成しましょう。数秒ほどで画像生成を行い、指定した内容に沿った画像が画面右側に表示されます。一度に最大4枚の画像が生成され、各画像をクリックすると拡大表示や詳細の確認ができます。

ステップ3:生成された画像を編集する

ImageFXでは、生成した画像の一部だけを変更できる「編集モード」機能が搭載されています。細かな部分だけ修正したい時に便利で、画像をすべて作り直す必要がありません。

「鉛筆マークの編集アイコン」を選択すると、編集モードが起動します。編集モードが起動すると、左側に編集パネル、右側に画像が表示されます。

変更したい箇所をブラシで塗りつぶして選択します。ブラシサイズはスライダーで調整可能です。変更内容を入力後、左下の「編集内容を生成」をクリックすると、指定した編集が画像に反映されます。

反映された内容は「編集履歴」に記録され、後から確認できます。

ステップ4:生成された画像を保存する

生成された画像にカーソルをあわせると、右上や下部に操作アイコンが表示されます。「ダウンロード」を選択すると、画像をJPG形式で保存できます。

そのほかにも「コピー」「共有」「ブックマーク保存」の操作が可能です。気に入った画像を生成して、パソコンやスマートフォンに保存しましょう。

ImageFXと他の画像生成AIの違い

ここでは、よく使われている3つの画像生成AIとImageFXを比較します。

Midjourneyとの違い

Midjourneyはアート性の高い構図や光の演出に優れ、ImageFXは人物描写の自然さや質感再現に強みがあります。

Midjourneyでは空や光の演出が際立ち、アート性の高い構図に仕上がります。一方でImageFXは、人物の目線や髪の動き、細かいディテールまで自然に描かれており、リアルな雰囲気が感じられます。

使い分けのポイント

  • 印象的な構図や演出を求める場合 → Midjourney
  • 人物を自然に見せたい場合 → ImageFX

DALL-E 3との違い

DALL-E 3は、プロンプトに含まれる要素を正確に配置し、構図の整った画像を生成するのが得意です。

DALL-E 3では、カップや人物、背景がバランスよく配置されており、構成の正確さが目立ちます。一方でImageFXは、肌の質感や光の広がり、窓越しの背景までが自然で、リアルな空気感が感じられます。

使い分けのポイント

  • 構成の整った画像が必要な場合 → DALL-E 3
  • 人物や空間のリアルさを重視する場合 → ImageFX

Stable Diffusionとの違い

Stable Diffusionは、プロンプトの自由度が高く、雰囲気や表情に個性を持たせた演出に強みがあります。

Stable Diffusionでは、女性の表情や背景の雰囲気に演出力が感じられ、感情のこもった印象に仕上がります。一方でImageFXは質感や自然光の当たり方が非常に自然で、全体として実写に近いリアルな雰囲気が再現されています。

使い分けのポイント

  • 雰囲気や個性を演出したい場合 → Stable Diffusion
  • 調整なしで自然な人物や空間を描写したい場合 → ImageFX

ImageFXを使う時の注意点

ImageFXを使う時にとくに注意すべきなのが以下の2点です。

日本語プロンプトよりも英語プロンプトの方が精度が高い

ImageFXでは、日本語よりも英語でプロンプトを入力した方が、精度の高い画像を生成できます。

実際にGoogleの公式でも「Googleのツールで最良の結果を得るには、英語のプロンプトの使用をおすすめします」と明記されています。日本語プロンプトでも高品質な画像は生成できますが、細部まで正確に反映させたい場合は英語で入力しましょう。

プロンプト作成のコツ

  • 具体的な説明を入力:詳細な内容を記載すると、より理想に近い画像が生成されます
  • 英語で入力:日本語では正確な生成が難しい場合があるため、翻訳ツールを活用しましょう

権利侵害のおそれがある画像は生成が制限される

ImageFXでは、内容によっては画像が生成されない場合があります。Googleのコンテンツポリシーにより、暴力的・差別的な表現や過度な性的描写、有名人の顔など権利侵害のおそれがある画像の生成が制限されています。

ポリシーに違反するプロンプトを入力すると、「コンテンツが見つかりません」と表示され、画像が生成されません。あらかじめ制限内容を把握しておくと、生成エラーを避けながらスムーズに目的の画像を作成できます。

ImageFXの独自機能

エクスプレッシブチップス機能

同じプロンプトでも異なるスタイルの画像を簡単に試せます。プロンプト入力後に表示されるスタイル候補から選択するだけで、様々なバリエーションを生成できます。

編集機能

生成画像の一部を選択して編集可能です。また、スタイルの変更も簡単に行えます。ブラシツールで修正したい部分を選択し、新しい指示を入力するだけで、その部分だけを変更できます。

セキュリティ対策(SynthID)

すべての生成画像には電子透かし「SynthID」が埋め込まれており、AI生成であることを証明できます。これにより、AI生成画像であることを明示的に示すことができ、透明性が確保されています。

関連記事:画像生成AIをさらに詳しく知りたい方は、画像生成AI「Nano Banana」についての記事もありますので、あわせてご覧ください。

実例と活用シーン

実際に使ってみると、かなり高品質な画像が生成でき、再現度もかなり高いです。日本語対応がしていないので、実際に使う際には翻訳ツールを活用するのがおすすめです。

活用シーン例

  • SNS投稿用の画像作成
  • プレゼン資料やブログ記事のビジュアル作成
  • 商品イメージの生成
  • アイデアのビジュアル化
  • クリエイティブな作品制作

実例

実際に使ってみました。左側がプロンプト、右側が生成結果です。
かなり高品質な画像で、再現度もかなり高いです。日本語対応がしていないので、実際に使ったときには日本語翻訳を使っています。

まとめ

Googleの最新画像生成AI「ImageFX」は、初心者からプロまで幅広いユーザーにとって魅力的なツールです。

とくに人物の描写に優れており、簡単なプロンプトからまるでプロのカメラマンが撮影した写真かのような画像を生成できます。注意点に配慮しながら、ImageFXで理想の画像を生成してみてください。

ImageFXは、Googleアカウントがあれば今すぐ無料で始められます。SNS投稿や資料作成を通して副業や収益化にも活用できる可能性を秘めています。ぜひ試してみてください。

株式会社UHBでは、企業デザイン・採用戦略・ウェブ制作・SEO対策・ウェブマーケティング・求人広告運用など、 採用広告のプロフェッショナルとして御社の採用業務を全面的にサポートいたします。 (サービス詳細はこちら

ご興味がありましたら、是非以下からお気軽にお問い合わせください。

関連記事

TOP